【2026年版】新NISAの始め方完全ガイド|おすすめ証券口座と銘柄をFPが厳選

こんにちは、元銀行員のまなみです。FP2級の資格を持ち、銀行で7年間お客様の資産運用をサポートしてきました。

2024年1月にスタートした新NISA(少額投資非課税制度)。投資の利益にかかる約20%の税金がゼロになるお得な制度ですが、金融庁の調査によると、まだ始めていない人は全体の約4割もいるのが現状です。

「気になっているけど、何から始めればいいかわからない」「どの証券会社を選べばいいの?」「どんな銘柄を買えばいいか不安…」

そんな方に向けて、この記事では新NISAの仕組みから、おすすめの証券口座・銘柄選び、口座開設の手順まで、完全ガイドとしてまとめました。

  • 新NISAと旧NISAの違いと仕組み
  • 初心者におすすめの証券会社3社を比較
  • 失敗しない投資銘柄の選び方
  • 口座開設から投資開始までの5ステップ
  • 初心者がやりがちなよくある間違い5つ

投資初心者の方でも、この記事を読み終える頃には「自分もやってみよう」と思えるはずです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

新NISAとは?旧NISAとの違いを3分で理解

新NISAとは、2024年1月にスタートした新しい少額投資非課税制度のことです。株式や投資信託で得た利益(配当金・売却益)に通常かかる約20%の税金が非課税になります。

たとえば、投資で100万円の利益が出た場合、通常なら約20万円が税金として引かれますが、新NISAなら100万円がまるまる手元に残るというわけです。

新NISAの2つの投資枠

新NISAには、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つの投資枠があります。

  • つみたて投資枠:年間120万円まで。金融庁が厳選した投資信託が対象。コツコツ積立に最適
  • 成長投資枠:年間240万円まで。個別株式やETFなど幅広い商品に投資可能

2つの枠は併用可能で、合計すると年間最大360万円まで非課税で投資できます。

初心者の方は、まず「つみたて投資枠」だけで始めるのがおすすめ。慣れてきたら成長投資枠にもチャレンジしてみましょう。

新NISAの基本スペック

新NISAの主なポイントを整理しました。

  • 年間投資上限:360万円(つみたて投資枠120万+成長投資枠240万)
  • 非課税保有限度額(総枠):1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
  • 非課税期間:無期限(売却すれば翌年に枠が復活)
  • 口座開設期間:恒久化(いつでも開設OK)
  • 対象年齢:18歳以上

特に注目したいのが「非課税期間が無期限」になった点です。旧NISAでは5年または20年の期限がありましたが、新NISAなら一生涯非課税で保有し続けられます。

旧NISAとの比較表

項目 新NISA(2024年〜) 旧つみたてNISA 旧一般NISA
年間投資上限 360万円 40万円 120万円
非課税保有限度額 1,800万円 800万円 600万円
非課税期間 無期限 20年間 5年間
投資枠の併用 併用OK どちらか一方のみ
枠の再利用 売却で翌年復活 不可 不可
制度の期限 恒久化 2042年まで 2023年で終了

旧NISAと比べて、新NISAは投資枠が大幅に拡大し、非課税期間も無期限に。さらに2つの枠を併用できるため、使い勝手が格段に良くなりました。

新NISA口座を開設するおすすめ証券会社3選

新NISA口座は1人1口座しか開設できません。だからこそ、最初の証券会社選びが重要です。

ここでは、手数料の安さ・ポイント還元・取扱銘柄数の3つの観点から、初心者におすすめのネット証券3社を紹介します。

銀行や対面型の証券会社でもNISA口座は開設できますが、手数料が高く、取扱銘柄も少ないため、基本的にはネット証券がおすすめです。

第1位:SBI証券 — 総合力No.1の王道

SBI証券は、NISA口座開設数ネット証券No.1を誇る最大手です。

  • 国内株式の売買手数料:0円(新NISA口座内)
  • 投資信託の取扱本数:2,600本以上
  • クレカ積立:三井住友カードで最大0.5〜5.0%のVポイント還元
  • 投信マイレージ:投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる
  • IPO取扱数:ネット証券No.1

迷ったらSBI証券を選んでおけば間違いありません。私が銀行員時代のお客様にも、退職後はSBI証券をおすすめしていました。

第2位:楽天証券 — 楽天ユーザーなら最強

楽天証券は、楽天経済圏との連携が最大の強みです。

  • 国内株式の売買手数料:0円(新NISA口座内)
  • 投資信託の取扱本数:2,500本以上
  • クレカ積立:楽天カードで0.5〜1.0%の楽天ポイント還元
  • 楽天ポイント投資:貯まったポイントでそのまま投資信託が買える
  • 楽天銀行との連携:マネーブリッジで普通預金金利が最大年0.18%にアップ

楽天市場や楽天カードを日常的に使っている方なら、ポイントを無駄なく投資に回せるのが大きなメリットです。

第3位:マネックス証券 — クレカ積立還元率No.1

マネックス証券は、クレカ積立のポイント還元率が業界最高水準です。

  • 国内株式の売買手数料:0円(新NISA口座内)
  • 投資信託の取扱本数:1,700本以上
  • クレカ積立:マネックスカードで1.1%還元(業界最高水準)
  • 銘柄スカウター:企業分析ツールが無料で使える
  • 米国株:取扱銘柄数が豊富で、成長投資枠との相性◎

おすすめ証券会社3社の比較表

比較項目 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
NISA口座での
国内株式手数料
0円 0円 0円
投資信託の
取扱本数
2,600本以上 2,500本以上 1,700本以上
クレカ積立
還元率
0.5〜5.0% 0.5〜1.0% 1.1%
ポイント
種類
Vポイント等 楽天ポイント マネックスポイント
投信保有
ポイント
あり 一部あり あり
こんな人に
おすすめ
迷ったらココ!
総合力重視
楽天ユーザー
ポイント活用派
クレカ還元率
重視派

どの証券会社もNISA口座での手数料は無料です。最大の違いは「ポイント還元」と「取扱銘柄数」。普段使っている経済圏に合わせて選ぶのがベストです。

初心者におすすめの投資銘柄3選

証券口座を開設したら、次は「何を買うか」を決めましょう。

新NISA初心者には、低コストのインデックスファンド(指数連動型の投資信託)がおすすめです。インデックスファンドとは、日経平均やS&P500などの株価指数に連動することを目指す投資信託のこと。運用コストが安く、1本で幅広い銘柄に分散投資できるのが特徴です。

なかでも三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim」シリーズは、業界最低水準の運用コストを目指しており、初心者からベテランまで圧倒的な人気を誇ります。

①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

通称「オルカン」。これ1本で、日本を含む世界約50カ国・約3,000銘柄の株式に分散投資できます。

  • 信託報酬:年0.05775%(業界最低水準)
  • 投資対象:先進国+新興国の株式(全世界)
  • こんな人向け:1本で完結させたい人、どれを選ぶか迷う人

「何を買えばいいかわからない」という方は、オルカン1本でOK。世界経済全体の成長を取り込めるので、長期投資の王道です。

②eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国の代表的な株価指数「S&P500」に連動するファンドです。Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIAなど米国の大型優良企業約500社に投資できます。

  • 信託報酬:年0.09372%(業界最低水準)
  • 投資対象:米国の大型株500銘柄
  • こんな人向け:米国経済の成長に期待する人

過去30年間、S&P500は年平均約10%のリターンを記録しています(ドルベース)。ただし、為替リスク(円高になると評価額が下がる)がある点は覚えておきましょう。

③eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

国内外の株式・債券・不動産(REIT)の8資産に均等に分散投資するファンドです。

  • 信託報酬:年0.14300%
  • 投資対象:国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REIT
  • こんな人向け:値動きを抑えたい人、安定運用を重視する人

株式100%のファンドと比べて値動きがマイルドなので、「大きく減るのが怖い」という方に向いています。

おすすめ3銘柄の比較表

銘柄名 信託報酬(年率) 投資対象 リスク水準
eMAXIS Slim
全世界株式
(オルカン)
0.05775% 全世界の株式
(約50カ国)
中〜高
eMAXIS Slim
米国株式
(S&P500)
0.09372% 米国の大型株
(約500社)
中〜高
eMAXIS Slim
バランス
(8資産均等型)
0.14300% 世界の株式・債券
・REIT(8資産)
低〜中

信託報酬(しんたくほうしゅう)とは、投資信託を保有している間にかかる運用管理費用のこと。年率で表示され、毎日少しずつ差し引かれます。長期投資では0.1%の差が数十万円の差になるため、できるだけ低いものを選びましょう。

新NISAを始める5ステップ

ここからは、実際に新NISAを始めるための具体的な手順を解説します。ネット証券なら最短10分で申し込み完了し、最短翌営業日から取引可能です。

ステップ1:証券会社を選ぶ

前章で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券の中から、自分に合った証券会社を選びましょう。

迷ったらSBI証券がおすすめ。取扱銘柄数・ポイント還元・使いやすさのバランスが良く、後悔しにくい選択です。

ステップ2:口座開設を申し込む

証券会社のWebサイトから「NISA口座開設」を選んで申し込みます。

必要なものは以下の3つだけです。

  • マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
  • メールアドレス
  • 銀行口座情報(入出金用)

スマホで本人確認書類を撮影すれば、郵送不要で最短翌営業日に口座開設が完了します。

ステップ3:投資する銘柄を決める

口座が開設できたら、購入する投資信託を選びます。初心者の方は、先ほど紹介したeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を選んでおけば間違いありません。

ステップ4:積立設定をする

つみたて投資枠で積立設定を行います。設定項目は主に以下の3つです。

  • 積立金額:月1,000円〜10万円(年120万円以内)
  • 積立頻度:毎月・毎週・毎日から選択(毎月がスタンダード)
  • 決済方法:クレジットカード払いならポイントが貯まってお得

最初は月5,000円〜1万円から始めるのがおすすめ。無理のない金額でスタートして、生活に支障がないことを確認してから増額しましょう。

ステップ5:あとは放置でOK!

積立設定が完了したら、基本的にやることはありません。毎月自動的に買い付けが行われるので、あとは長期でコツコツ積み立てていくだけです。

値動きに一喜一憂せず、最低でも10年以上の長期目線で続けることが、資産を増やす最大のコツです。

まとめると「証券会社を選ぶ → 口座開設 → 銘柄を選ぶ → 積立設定 → 放置」の5ステップ。一度設定してしまえば、あとは自動で資産形成が進みます。

新NISAのよくある間違い5つ

新NISAを始めた初心者が陥りがちな間違いを5つ紹介します。事前に知っておくだけで、大きな失敗を防げますよ。

間違い①:「NISAなら損しない」と思っている

新NISAはあくまで「利益にかかる税金が非課税になる制度」であり、元本保証ではありません。投資である以上、値下がりするリスクは必ずあります。

ただし、過去のデータでは15年以上の長期積立投資をした場合、元本割れの確率はほぼゼロという結果が出ています。短期的な損失を恐れすぎず、長い目で見ることが大切です。

間違い②:毎日値動きを見すぎる

積立投資を始めたばかりの頃は、気になって毎日チェックしがちです。しかし、日々の値動きに一喜一憂するのは精神的にも良くありません

積立投資の基本は「ほったらかし」。確認するのは月1回程度で十分です。そもそも、プロの投資家でも短期の値動きは予測できません。

間違い③:暴落時に慌てて売ってしまう

株式市場は数年に一度、大きな暴落が起きます。しかし、暴落時に売ってしまうのは最もやってはいけない行動です。

なぜなら、暴落時こそ安い価格でたくさんの口数を買えるチャンスだからです。これが積立投資の「ドルコスト平均法」のメリット。暴落時も淡々と積み立てを続けることが、長期的なリターンにつながります。

リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)でも、売らずに持ち続けた人は、その後しっかり回復して利益を得ています。

間違い④:つみたて投資枠しか使わない

つみたて投資枠だけでも十分ですが、年間120万円以上の投資余力がある方は、成長投資枠も活用しましょう。

成長投資枠では個別株やETFにも投資でき、つみたて投資枠と同じインデックスファンドを購入することも可能です。非課税枠は使わないともったいないので、余裕がある方は積極的に活用してください。

間違い⑤:始めるタイミングを待ちすぎる

「もう少し安くなってから」「次の暴落を待ってから」と考えているうちに、時間だけが過ぎていきます。

長期の積立投資において、最も重要なのは「いつ始めるか」ではなく「どれだけ長く続けるか」です。つまり、始めるのが早ければ早いほど有利。タイミングを待つのではなく、思い立ったときに始めるのが正解です。

完璧なタイミングで投資を始められる人はいません。「今日が一番早い日」と考えて、まずは少額から始めてみるのが最善の行動です。

新NISAに関するよくある質問

Q. 新NISAは何歳から始められますか?

新NISAは18歳以上(口座開設する年の1月1日時点)の日本居住者であれば誰でも始められます。旧制度にあったジュニアNISA(未成年向け)は2023年で終了しています。

Q. 新NISAとiDeCoはどちらを優先すべきですか?

まずは新NISAを優先するのがおすすめです。iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛金が所得控除になるメリットがありますが、原則60歳まで引き出せないという制約があります。一方、新NISAはいつでも売却・引き出しが可能です。余裕資金がある方は、新NISAの非課税枠を使い切ったあとにiDeCoを検討しましょう。

Q. 新NISA口座は複数の証券会社で開設できますか?

いいえ、新NISA口座は1人1口座です。複数の証券会社で同時に開設することはできません。ただし、年に1回(10月〜翌年9月の期間ごと)、金融機関を変更することは可能です。慎重に選びましょう。

Q. 新NISAで損失が出た場合、税金の優遇はありますか?

新NISAでの損失は、他の課税口座(特定口座・一般口座)の利益と損益通算(そんえきつうさん)できません。損益通算とは、利益と損失を相殺して税金を減らす仕組みのこと。また、損失の繰越控除も適用されません。これはNISAの非課税メリットと引き換えのデメリットとして知っておきましょう。

Q. 新NISAは毎月いくらから始められますか?

ネット証券であれば毎月100円から積立投資が可能です。「いきなり大きな金額は不安」という方は、月1,000円〜5,000円程度から始めて、慣れてきたら金額を増やしていくのがおすすめです。

まとめ:新NISAは「今すぐ・少額から・コツコツ」が正解

この記事では、新NISAの仕組みからおすすめ証券口座、銘柄選び、始め方の手順まで、初心者向けに徹底解説しました。

  • 新NISAは投資の利益が非課税になるお得な制度。非課税期間は無期限
  • 年間最大360万円、生涯で1,800万円まで非課税で投資可能
  • 証券口座はSBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社がおすすめ
  • 初心者はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)から始めるのが王道
  • 口座開設から積立設定まで最短10分で完了
  • 大切なのはタイミングより「長く続けること」

新NISAは、国が用意してくれた「税金優遇の投資制度」です。使わないのは、もらえるお金を放っておくのと同じ。少額からでいいので、まずは一歩踏み出してみましょう。

「始めてみたら意外と簡単だった」というのが、多くの方の感想です。この記事が、あなたの資産形成の第一歩になれば嬉しいです!

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